2019年2月3日日曜日

図書館関係向けRSS2JSON APIについて

新着雑誌記事速報について,YQL版から比較的に容易に移行しやすくなるよう,かわりとなるようなAPIを「図書館+〇〇〇」管理人として作ってみました。

該当のAPIを使用した新着雑誌記事速報のサンプルは,次のアドレスからご覧になれます。
http://lib-plus.weblike.jp/kiji-sokuhou_libapi.html

詳しくはサンプルのソースコードに書きましたが,YQLと同様に,外部のRSSをJSONPの仕組みで受け取り,表示できるようになっています(単にJSONでクロスドメインでも受け取れるようにしてもよかったですが,同じ仕組みにしました)。
191行目でRSSのURLとコールバック関数を指定しているのがこのAPIです。レスポンスのJSONのデータのプロパティ名などはYQLのときと少し変わっています。

「図書館+〇〇〇」管理人として公開し,「図書館関係の利用であれば利用OK」としたいと思います。問題ないとは思っているのですが,運用してみてわかることも当然あると思いますので,今後運用していくなかで,仕組みや運用の仕方の微調整はあるかもしれません(APIキー発行方式にするなど)。そのときは,またこのブログでお知らせしていければと思います。アドレスを変えたりはなるべくしないつもりです。JSONPよりJSONでクロスドメインで利用できるようにするほうが増えてきているような…というようなこともありますしね。あと,微妙にAPI利用全体での利用数の限度があったりもするのですが,これまでの雑誌記事速報の利用頻度も考えて,充分さばけるとは思います。

お決まりの文句で申し訳ありませんが
このプログラム利用は営利・非営利を問わず無料,再配布・ソースの変更も自由です。著作権表示なども不要です。ただし,このプログラム利用によって発生したいかなる損害も当方は保障しかねます。自己責任でのご利用をお願いいたします。
といたします。APIの利用についても同様です。

図書館に関わる者として,やっぱり図書館で雑誌のサービスがもっと充実していってほしいなと思います。この間も,専門的な雑誌を読む必要が出てきて,図書館であれば所蔵していることもあれば,他館からの複写物の取り寄せも行っていると思います。こうした雑誌のサービスが,もっとみえるようになればいいなと思います。よくなることはあってもわるくなってはいけない,という思いから,API公開してみます。

* * *
2/4追記
APIについては,新着雑誌記事速報のようなサービス構築・提供での利用を想定していますので,データを収集して分析するような利用などはお控えいただけますと幸いです(そうした利用について,必要あればできる限り別途ご相談にのることは可能と思います)。

2 件のコメント:

  1. こちらのブログに書いていませんでしたが,NDLのサイトに「2020年12月の国立国会図書館書誌提供サービス(NDL-Bib)の終了に伴い、RSSの配信設定を、新しい配信用アドレス(https://id.ndl.go.jp/rss_a/~)に変更いただきますようお願いします。」(https://www.ndl.go.jp/jp/data/sakuin/about_rss.html)とあります。このお知らせのとおり,ご注意ください(すでに対応されている方もいらっしゃると思いますが)。API側でURLの置換など対応してもよかったのですが,現在のところはそうはしていません。

    返信削除
  2. 「Fujisan.co.jp」のFujisan RSSが終了したようですね。こちらのブログでのお知らせが遅くなりましたが,2021年3月終了のアナウンスが出ています(http://www.fujisan.co.jp/faq/index.php/article/20210303rss )。新着雑誌記事速報のサービスで利用されている方は,すでにご存じではないでしょうか。Fujisan.co.jpの皆さまには,これまで新着雑誌記事速報のサービスで利用させていただき,まずはお礼申し上げます。今後は,Fujisan.co.jpのAPIもあるようですので(まだ利用したことはありませんが),これを利用する手もあるかもしれません。ただし,アフィリエイトプログラムに登録している方向けと同サービスのサイトをみるとありますので,図書館では直接そのAPIを使いにくいかもしれませんね。私は今は民の立場から図書館にはかかわらせていただいていますので,動きやすい立場としても,API利用についてもちょっと考えていきたいと思います。他に目次RSSなどあれば,利用することも可能かもしれません。

    返信削除